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団参
(例年の様子)

某寺にて参拝先で説明を聞く参加者の方々

(以下は、参加者の感想です)

「いま仏教への道」河合正栄様(07年初参加)

 菩提寺の総本山参拝の旅を知り参加させていただきました。参加者は常連揃い。
 初日、日蓮宗の霊場である七面山頂の敬慎院をめざす。うちわ太鼓を打鳴しお題目を唱えながらの白装束姿の信者に交じっての2里の信仰登山。昨年亡くされた奥様の遺骨を胸に抱く83歳の男性と先頭を切る。自分としては毎年登山をし足には自信があったが、その人の底知れぬ力に驚き不思議さを感じた。きっと仏道崇拝と永年寄り添った妻からのパワーであろう。
 初めての勤行(ごんぎょう)、腹に響く大太鼓を叩き、「南無妙法蓮華経」のお題目を300回、激しく一心に唱えた。頭中は真白くなり、全参加者が一心となる神秘的で不思議な状況となった。
 短いお経をひたすら唱えるという点でお念仏と似ているが、内省的で奥へ入っていくように感じるお念仏に対し、お題目は外へ外へとエネルギーを発散し狂乱の世界へ。快楽と元気をもらった。
 宿坊での精進膳、お陰様で何年振かの休肝日となった。
 今まで現実主義の自分にとって、この光景は大きなギャップを感じたが、これを機に3月末で退職後の第二の人生を有意義に過ごしたい。
 母も生前この旅で幾度かお参りし、朱印で余白のない行衣を肩に7年前旅立った。
 帰宅後、今は亡き父母に感謝し仏前に手を合わせた。
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