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ろうそく再生

ろうそく
(写真のろうそくは 本文中にある大きさではありません。)

 寺泊近辺では、自宅で法事を行うのが一般的です。その度に、成人の前腕ほどの大きさをした新品のろうそくが使われます。法事という性質上、「○○さん宅で使ったろうそくを、もう一度…」というわけにはいきません。(この辺りは、お寺で行うのが一般的な都市部とは事情が異なるようです。)
 前腕ほどの大きさにも関わらず、灯すのは 準備を含めても せいぜい1時間、燃えるのは上から1cm程度です。そして、再び使う機会には ほぼ恵まれません。二十数時間灯せるほどのろうが使われているにも関わらず。
 まさに「もったいない」状態にあります。

 ネットで検索してみたところ、意外と多くの(特に同業の)方が この問題に意識を向けていらっしゃることがわかります。

・電気の通っていない地域(海外)へ送る
・障がい者施設でのキャンドル作りの原料にしてもらう
・イベントでのキャンドルサービスの原料にしてもらう
といった解決策が見つけられ、今回は、二番目を実行することにしました。

 問題は受け入れ先です。なるべく近くがいい、と近所の社会福祉施設に尋ねてみましたが、「ウチでは扱ってません」。障がい者が作った製品を扱う店舗で調べましたが、キャンドルを製品化している施設は何れも遠方でした。
 またもやネットで検索したところ、つばくろの里さまを見つけます。電話での問い合わせを経て、無事に受け入れて頂けました。

 とは申せ、できれば「渡してオシマイ」には したくありません。需給関係のバランスが良ければ気にすることではないのでしょうが。
 仮にそうだとしても、それとは別に 業務委託というか作成依頼というか、「ろうそくを原料に、某か(ろうそくにしか ならないのですが…(笑))を作ってもらい、一括で買い上げる」方式にしたいと考えてます。出口を見据えて入口に入れたいな、と。
 思うだけで、いいアイデアは浮かびませんが。

つばくろの里さま…この度は受け入れて下さりありがとうございました。心から感謝申し上げます。何かお役に立つことがありましたら、お声掛け頂ければ幸いです。
2008年4月23日記

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